シリコンバレーと聞くと多くの人がアメリカ・サンノゼやサンフランシスコを想像すると思います。実際そうなんですけどね
今回僕が行ってきたのは「シリコンバレー」と言っても中国のシリコンバレー、深圳です。
深圳とは?
まず深圳について軽く説明をしようと思います。
深圳は中華人民共和国の副省級市で、広東省に所在します。
元は一集落だったのですが中国の政策、改革開放で深圳経済特区として指定され今のように急激に成長していきました。
また、現在のように「中国のシリコンバレー」や「ハードウェアのシリコンバレー」など言われ始めたのは政府主導でインフラが整えられたことから、一流企業からスタートアップまでの生産工場が多く建てられたからです。
アクセス
深圳には国際空港もあり飛行機でもいけますが、今回は深圳に香港経由で入りました。
香港ー深圳のゲートは何ヶ所かあって、個人的にアクセスがいいと思うのは羅湖というところです。
香港中心部からMRTに乗って30分、そのまま香港側と中国側のゲートを通過したら目の前に深圳の地下鉄駅があります。
香港のMRTは八逹通(OCTOPUS Card)というカードで乗れて、深圳の地下鉄は深圳通というもので乗ることができます。
行き来する場合2枚のカードが必要でめんどくさいですが、深圳側に2つのカードが合わさったカードもありました。
行った場所
僕は深圳の中で2つの場所にいきました。
1つは中国の絵画の聖地で模写の中心でもある大芬油画村、もう1つはPCの部品などの問屋が集まる華強北というゾーンです。
大芬油画村
大芬油画村は羅湖駅から2駅いった老街駅から30分ほどいった大芬駅から徒歩10分くらいのとこにあります。
大芬駅を出るとこのように大きなショッピングモールがあります。
都市部は日本とあまり変わらないイメージですね。
ここをもう少し行くと、とうとう大芬油画村につきます。
もともとこのエリアは1980年代に香港の画商が画家志望の若者をここに集めて絵を描かせたのが始まりだそうです。
様々な画家の絵がここで模写されて世界中に出回り、その占める割合は約60%とも言われています。
こんな感じの街並みでした。
余談ですが、画家志望の若者はここで一定の経験を積んで地域の展覧会に出品し、そこで何回か入選すれば画家となることができ、初めて自分の絵をかけるそうです。
そしてここから複製画だけではなく若手の画家も世界に飛び立っていくのです。
華強北
ここが今回のメイン、華強北です!
簡単に成り立ちを説明すると、
1990年代に中国の産業グループが日本の秋葉原の電気街を視察して、ここに賽格広場を作ったことがきっかけです。
秋葉原の影響を受けていることを知った時は驚きました。
あの秋葉原がここの原点なのですから!
この賽格広場は現在でも華強北のシンボルのようになっていて、あたりでは一番高いビルとして一際目立っています。
ここの他にもいくつか同規模の店舗の入ったビルがあり、アキバ何個分!?って感じですw
今回ここに来た主な目的はArduinoの仕入れでした。
日本でも普通に買えますけどね。
ArduinoやRaspberry Piを多く取り扱うのはやはり賽格広場で、主にここの2階に多く取り扱う店があるということでした。
ここでアクシデント、深圳に行ったのは5/1で日本では天皇即位の日で休日でしたが、世界ではメーデーとして休日でした。
祝日はみんな休みたいもので、特に問屋なんてもっと休みたいはずです。
はい、半分以上の店が閉まってました…
気になる商品を売っていそうなところがほとんど閉まっていて、とても残念でした。
まぁ全部閉店というのはなく何店舗か空いていて、奇跡的にArduinoを扱う店も空いていました!
お店のおばさんも人のいい感じで、しっかりと対応してくれました。
そこで買ったのがArduino KitとArduino Uno R3。
他にも手で操作する目の怖いドローンもどきを買ったり、
ホテルに忘れたOSMO用のmicro SDを買ったりしました。
このmicro SDが、SunDiskの64GBで2000円を切るというなかなかよいコスパでした。
まぁAmazonでTranscendの128GBが同じような価格で売ってますがね。
とまぁこんな感じで深圳・華強北を自らの身で体感し、散策&買物を楽しんだわけです。
最後に
さて、中国のシリコンバレー・深圳の面白さ、凄さが伝わりましたでしょうか。
この街は本当にものすごい成長をとげ、今でもハードウェアの中心です。
ガジェット好き、新しい物好きなどなど、常に最先端に触れてたい!みたいな人はぜひ行くべきです。
ただし休日には気をつけてくださいね、閉まってますから…
今回お伝えできたのは本当に本当に一部のみです。
あくまでも参考になれば嬉しいです。
ということで
自分の身で体感するのが一番!
ぜひ一度、深圳に足を運んでみてください!
以上深圳訪問記でした。
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